
リアルなLEDキャンドル、どっちが正解?
キャンドルの炎って癒されますよね。でも火を使うのは何かと不安なことも多いかと思います。そんなとき便利なのがLEDキャンドル。僕は元々リアル系LEDキャンドルの定番「ルミナラ」を自宅でもキャンプでも愛用していたのですが、いつのまにか新たな選択肢として「ENKINDDLE 3D LEDキャンドル」が登場していました。
このENKINDDLE、炎の揺れる部分が立体的になっているのが特徴。ルミナラは薄いペラっとした板状なので、壁際に置いたときの影が不自然だったんですが、ENKINDDLE 3Dならその違和感が少ないのでは!これは期待できる…と思い購入してみました。
実際に使ってみると、確かに炎の立体感は文句なし。でも、LEDの色味や揺らぎ方にクセがあったり と惜しく感じるポイントもありました。
というわけで、今回はENKINDDLE 3Dを使ってみた感想をルミナラとの違いを交えながらレビューしていきます!
デザイン、ビルドクオリティー
ENKINDDLE 3D LEDキャンドルを開封してみると、本体部分の作りや大きさはルミナラとよく似ています。本物の蝋を使用しているため、見た目や手触りのリアルさは同等で、大きな驚きはありませんでした。
なお、本物の蝋が使われているということは、取り扱いにも注意が必要です。強く押したり、硬いものと一緒に保管すると表面に傷がつきやすく、高温になる場所では変形する可能性もあります。夏場の直射日光が当たる場所に置いておくのは避けたほうが良さそう。
今回購入したのはSサイズで、Sサイズの高さは13.5cmで直径は7.6cmとされています。実際に測ってみると蝋部分の一番高いところでは約12cmだったので、炎の最上部が13.5cmぐらいだと思います。
小ぶりなスペースや小さめのテーブルの上でもちょうど良いサイズ感で気に入ってます。



実際の光り方は?
そして、炎の部分を見ていきましょう。
ENKINDDLE 3D LEDキャンドルは、その名の通り炎が立体的に作られているのが特徴です。さらに、この炎部分そのものが光源となっており、360度に光が広がります。そのため、どの角度から見ても炎が平面的に見えることはなく、壁に映る影も自然で違和感がありません。
ただし、ENKINDDLEはこの光源である炎部分のゆらぎやチラつきが激しく、本体全体が点滅しているように感じることがあるのが気になる且つ残念なポイントでした。よりダイナミックな炎の表現を目指しているのかもしれませんが、落ち着いた雰囲気を求める人には少し忙しく感じるかもしれません。
一方、ルミナラの炎は磁石でゆらゆら揺れる薄い板状のパーツでできており、その炎パーツ自体は光りません。本体側の最上部(炎の根本部分)に光源のLEDが設置してあり、炎部分の板の片側に向かって常に一定量の光を反射させる造りになっています。そのため、特有の影が発生してしまうのが惜しいポイントなのですが、光量の変化ではなく、炎パーツのランダムな動きによって揺らぎが再現されているせいか、全体として落ち着いた印象を受けます。説明が難しいので動画でご確認ください。
左がルミナラで右がENKINDDLEです。
ちなみに、本体の上部の形状にも違いがあります。ルミナラは正面側が斜めに下がっており、正面から見たときの見え方を重視した設計になっています。一方、ENKINDDLEはどこかが際立って抉れているわけではなく、360度どこから見てもバランスが取れたデザインになっているため、置く向きを気にせず楽しめるのもポイントです。
色味が惜しすぎる…
しかし、一つどうしても気になったのがLEDの色味です。ルミナラと比べると明らかにオレンジ寄りの印象が強く、本物の炎と比べても赤みがかっています。

正直ルミナラの方がより自然な炎の色に近い印象でした。肉眼で見ると結構な差が生じているので、ENKINDDLEとルミナラを並べてといった使い方はできないレベルで気になります。
もしENKINDDLEの色味がルミナラ並みにリアルだったら、「現時点最強のLEDキャンドル!」と言っていたかもしれません。これは残念すぎるポイントでした。
電池の持ち時間について
ENKINDDLEは単2電池2本を使用し、連続点灯時間は約500時間。ルミナラも同じく単2を2本稼働ですが約600時間となっているため、ENKINDDLEはやや短めです。
ちなみに私は電池の汎用性からエネループの単3を単2スペーサーに入れて使用していますが特段問題なく使用しています。
通常のアルカリ単3電池をスペーサーに入れて使うのであれば約182時間の点灯時間になると考えられ、つまりENKINDDLEを単3アルカリ電池で毎晩8時間点灯した場合でも、約22日間(約3週間)程度は持続すると推測されます。
まとめ:ENKINDDLEとルミナラ、どっちを選ぶ?
ENKINDDLEとルミナラ、それぞれに強みと惜しい点があります。
• 炎の立体感を求めるならENKINDDLE
ENKINDDLEは炎の部分が立体的で、どの角度から見てもリアル。光源そのものが炎の形をしているため、影の出方も自然で違和感が少ないです。ただし、光のちらつきが忙しく感じることがあり、LEDの色味がオレンジ寄りなのが惜しいポイント。
• 色のリアルさを求めるならルミナラ
ルミナラは炎が薄い板状のパーツで、そこに光を反射させる方式。そのため、特有の影が発生しますが、炎の色味は本物に近く、落ち着いた光り方が魅力です。光のゆらぎ方は穏やかで、炎の動きだけで再現しているため、本体全体がチラついて気になることはなく自然な見た目になります。
どちらを選ぶかは、炎の形状とリアルさを優先するか、それとも色味の自然さを重視するかで決まりそうです。個人的には、もしENKINDDLEの色味と揺らぎ方がルミナラ並みにリアルだったら最強のLEDキャンドルになっていたと感じます。

どちらを選んでも、火を使わず安全に本物のキャンドルの雰囲気を楽しめるのは間違いなし! ぜひ、あなたの好みに合った方を選んでみてください。
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